今話題の健康食チアシード

■チアシードとは
チアシードは、チアと呼ばれるシソ科に属するミントの種のことです。原産は中南米、メキシコなどを中心に栽培され、古来よりとても栄養価の高い貴重な果実として食されてきました。チアシードは、あの有名なマヤ民族やアステカ民族も大切な栄養源として珍重していたといわれ、近年はその栄養価の高さから「超スーパーフード」と呼ばれるほど注目を浴びている果実です。栄養価に富み「チアシードと水があれば栄養は足りる」と称されるくらいであり、また吸水し膨張することから、最近はダイエットフードとしても大注目です。

■種類
チアシードにはブラックチアシードとホワイトチアシードの2種類があります。文字通り黒いチアシードと白いチアシードとして大別され、一般的にチアシードというとブラックチアシードを指す場合が多いようです。ホワイトチアシードは別名「サルバチアシード」とも呼ばれ、チアシードの中で白いものだけを選別し、品種改良して作られたものです。
チアシードの高級バージョンがホワイトチアシードであり、このため価格的にも高いです。また、ホワイトチアシードほうが栄養価が高いとされ、必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸も多く含まれています。さらに、給水した際の膨らみ方に関してももホワイトチアシードのほうがより膨らむことから、ダイエットに有利といわれています。

■栄養価
超スーパーフードと呼ばれるほど高い栄養価を持つチアシードの栄養素について、10g(大さじ1杯)当たりその成分量は、エネルギー:49kcal、タンパク質:1.6g、食物繊維:3.4g、カルシウム:63mg、マグネシウム:34mg、亜鉛:0.46g、鉄:0.77g、オメガ3脂肪酸:1.78g、となっています。この中で注目なのはオメガ3脂肪酸です。これはα-リノレン酸とも呼ばれ、青魚に含まれるDHAやEPAと同類の不飽和脂肪酸で、体内で生成されず外部から摂取するしかない必須脂肪酸と呼ばれる物質です。コレステロールや中性脂肪の低下、アトピーなどの緩和、血液サラサラ効果などをはじめ、現代人が抱える生活習慣病の予防・改善に効果が期待される注目の栄養素です。ちなみに、チアシードのオメガ3脂肪酸の含有量は、なんとサーモンの8倍もあることがわかっています。他にもカルシウムは牛乳の6倍、マグネシウムはブロッコリーの15倍、鉄分はホウレンソウの3倍などなど、とにかくスーパーフードの名にふさわしい栄養がぎっしり含まれているのがチアシードの大きな特長となっています。

■食べ方
チアシードはゴマを一回り小さくしたような感じで、水に浸すと水分を吸って膨らみ周囲の水はゼリー状になっていきます。その見た目はあまり良いものではない…といった感じですが、水で10倍程度まで膨らむことからダイエット食品としても注目されています。味に関しては、チアシード自体には味はなく、いろんなジュースやスムージーに入れても大丈夫です。そして、プチプチした食感はタピオカのようでもあり、味より食感のほうが楽しめる感じです。食べる量に関しては、これはオメガ3脂肪酸の1日の摂取量の目安が1~2g程度とのことなので、チアシードの量としては1日10g(大さじ1杯)が限度ということになります。

■食べ過ぎに注意

チアシードに含まれるオメガ3脂肪酸は、摂り過ぎると血圧低下といった症状を招いたりする恐れもあります。他にも豊富な栄養素が含まれるチアシードゆえに、いずれの栄養も摂りすぎるとかえって害になったりすることもあります。また、食物繊維も豊富なので、便秘解消の効果も期待されますが、摂り過ぎることによってお腹がゆるくこともあったりします。いずれ栄養豊富な食品なので、たくさん食べなくても必要な栄養は摂れます。くれぐれも食べ過ぎにはご注意ください。